最近かなり浸透してきた感がありますが、『MVNO』ってご存知ですか?
『Mobile Virtual Network Operator』の略語なのですが、日本語で言うと『仮想移動体通信事業者』と言うのですが難しいですよね。
間違いを恐れずに、もっと簡単に説明すると格安でスマホを利用することができる業者のことです。
消費税は上がるのに、給料は増えず、そしてさらに通信費まで。。。
家計に大打撃です。
出先でネットやLINEはしたいけどそこまでヘビーユーザーじゃない。
最新の機種を利用しなくても問題ない!!
そんな貴方に送る通信費の節約方法です。
MVNOの業者
一口にMVNOといっても様々な業者があります。
- IIJMIO
- DTI
- BIGLOBE
- Y!mobile(厳密に言うとMVNOではないです)
- etc
また、データ通信しかサポートしていない(※1)業者やSMS、音声通話までサポートしている業者もあります。
※1 データ通信しかサポートしていないとは、たとえばインターネットやLINEはできるけど、携帯の電話機能が使えないサービスです。といってもデータ通信を活用したIP電話を別途契約すればその辺もクリアできます。050Plusなどが有名ですね。
なぜ安いの?
なぜdocomo、au、softbankに比べて安く出来るかと言うと通信速度が3社よりも遅いためです。
大体100K/bps~200K/bpsぐらいをサポートしている業者が多いですね。
100K/bps~200K/bpsってどのぐらいかと言うと、(あくまでも私の環境では)モバイル版yahooのサイトを開くのに5~7秒ぐらいかかります。
LTE接続に慣れていると少し遅く感じてしまいますが出先でちょこっとやる分には私は問題ない範囲でした。
どこの業者がよいの?
業者選定は利用者の利用ユースによっても異なるでしょう。
データ通信のほかに電話をたくさん使いたい人は最近では『Y!moble』でしょうか!?
最近CMもやり始めたので認知度が上がってきているのではないでしょうか。
月々2,980円~で無料通話分もあります。契約プランによっても違うのですが「300回・10分までの通話定額」が付いてきたりしますね。
データ通信だけでよいのであればIIJMIOやDTI、BIGLOBEなどもよいでしょう。
私はこれでBIC SIMに決めた!!
以下に私がどのような理由で業者を選定したかを記します。
まず私が選んだのは『BIC SIM』です。
『BIC SIM』とはビックカメラが展開するSIMカードのことです。名前は違うのですが中身はIIJMIOのサービスとなります。
ちなみに「SIM」とか「SIMカード」とは電話番号など固有の識別情報が記録されたICカードのことで、docomo、au、softbankの携帯を利用している人であればそれぞれの業者専用のSIMカードがスマホに付属しています。
そのSIMカードをビックカメラのものに変えるというものです。
なぜ私がBIC SIMを選んだのかというと、
- 月数回だけど音声通話が必要だった
- MNPを使って現在の電話番号を使いたかった
- LINEをやりたい
- 家ではWiFi利用のため外出先でのデータ通信は大体1~2G/月程度
と言う理由になります。
私が契約したのはデータ通信、音声通話、SMS利用可能なミニマムスタートプランで1,600円/月のもの。
クーポン利用時は月1Gまでなら(理論上)100M/bpsのハイスピードの通信速度が利用可能。それを過ぎたら200K/bpsになります。
若干、ハイスピード利用の制約が出てきそうですが十分利用できそうでした。
そこで店頭で話を詳しく聞いてみると、、、
同じ料金体系で2014年10月1日から上限値が1G→2Gになるよ!!という事を教えてもらいました!!
懸念していた問題が解決したのでこれで即決でした。
私はすでにSIMロックを解除していたのであまり意味がありませんでしたがBIC SIM(IIJMIO)はdocomoの回線を利用しているのでdocomo携帯をそのまま利用可能というのもうれしいですね。
なぜIIJMIOではなくBIC SIMにしたのか?
なぜ本家本元のIIJMIOではなくBIC SIMにしたかというとBIC SIMを契約すると「Wi2 300」という公衆無線LANが無料で利用できるオプションが付いてくるからです。
公衆無線LANとは外で利用できる無料WiFiのことです。
普通は別途月額362円かかるのが無料になるなんてうれしいですね。
なので「Wi2 300」が使える範囲はそちらを使っていれば、スピード制約には引っかかりません。
また、有楽町、池袋のビックカメラではBIC SIMの購入手続きを店員さんが実施してくれ当日に持って帰ることが出来るからです。通常はSIM購入の権利のようなものを店頭で購入後、ネットで情報を入力し後日SIMが届くというものです。
大体1時間程度で作業が終わります。
ただし上記店舗でもSIMをもらってからは自分でAPNなどネットワーク設定が必要になります。
なので私はBIC SIMを店頭で購入することにしました。
BIC SIMを使ってみた
まだ1日ですが、BIC SIMを使ってみた感想は
LTEを拾うところが若干少ないかなぁ~という印象をうけましたが、私の利用用途であれば問題ない範囲です。
毎月7,000円支払っていたのが1,600円+通話分となり約1/3の通信費削減を実現できました。
これからも使ってみて、続報を報告したいと思います。
MVNOの欠点
一応最後に、触れておきます。
安くて良い商品というものはありません。安いということはそれなりに何か欠けているものがあるから安いのです。
1つはすでにご紹介した「通信速度」ですが、そのほかに私が思いつく欠点、デメリットを紹介します。
MVNOの欠点ですが、docomo、au、softbankに比べてサポートが弱いというか「情報を与えるから後はよろしくね」感が強いですね。
家電量販店に行ってショップの人にすべてをお任せじゃないと難しい人には敷居が高いかもしれませんね。
また、SIMフリーの機種が少ないことも挙げられます。
なので以下のような方法で端末を用意する必要があります。
- 対象のMVNO業者で利用可能な端末の場合は今利用している端末をそのまま使う
- BIC SIMはdocomo携帯であればそのまま利用可能です。
- SIMフリーの携帯を購入する
- 店頭で売られているAndroidのSIMフリー端末は国内で人気の機種がない
- iPhone6のSIMフリー端末はアップルストアで購入可能ですが価格が67,800円。。。これだと乗り換え割で端末0円のほうがお徳かも?
- 中古の白ロムを購入して利用する
- 中古が嫌な人は選択肢から除外
- 並行輸入の白ロムを購入して利用する
- 海外からの取り寄せとなり、輸入するのに料金が別途料金が掛かるケースも。
- また最新のXperiaはとっても高価です。
これらを自分で解決できる人にとっては十分メリットがあります。
また、そんなに難しいものでもないので、やる気があればまったくの素人の方でもすぐに覚えることは可能です。
私は最新の機種もいらないし、携帯のヘビーユーザでもありません。
なので通信費は安く仕上げて残りは旅行やおいしいものを食べるために当てたいと思います。
通話込みで2,000円/月としても、今までに比べて5,000円/月もお得になりました!!
1年で6万円、2年で12万円。
12万円あったらグアムの旅費と現地の遊び代も捻出できますよね。
賢く利用し、うまく節約をして自分の好きなことへ投資しましょう♪